れっぴーの脱出日記

脱出ゲームの体験談です。記録より記憶だけど、記録しないと記憶できない。

絶望空間からの脱出@代々木 〜脱出失敗〜

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 こちらは暗闇の中に閉じ込められ、何も見えないところから部屋の至る所にある謎や仕掛けを探して行くゲームです。

 

古代遺跡からの脱出と同じビルにあり、こちらも難易度を「ノーマル」もしくは「ハード」どちらにするかゲーム開始直前に選べます。この難易度を決めるのに今回はもめました。前回、女性4人で古代遺跡に挑んだ時は、すんなりノーマルモードにしたのですが、今回は私プラス男性3人です。男性陣は「ハード」を希望していましたが私は「ノーマル」派です。だって脱出成功した方が楽しいじゃないですか。男性陣は「ハード」で脱出できた方が嬉しいし、我々レベルならハードでいける、と自信満々でした。男性は女性よりも自信過剰だということは色んな論文でも証明されていますが、仕事でなくプライベートでこういうシーンに遭遇するのは久しぶりです。私は前回同じメンバーで挑戦した東新宿のマミーという脱出ゲームが脱出率50%なのにもかかわらず、我々は脱出失敗したという苦い経験談を持ち出し、なんとかノーマルモードにすることに成功しました。ノーマルモードでも成功率は50%弱なので、十分です。

 

ゲーム前に注意事項の紙が渡されます。そこには3種類の鍵の開け方の説明がされており、実際に部屋で使われる鍵のデモ機も置いてあるので、練習できます。これがかなり重要なので、絶対練習しておいてください。

制限時間は50分です。制限時間を測るためのタイマーを受け取り、ゲームスタートです。

 

 

ここからはネタバレですーーーーーーー

 

 

絶望空間は暗闇に閉じ込められる、というあらすじはホームページにも書かれていましたが、実際に中に入ると本当に真っ暗です。目を開いているのに目を閉じているのと同じ景色で、まるで清水寺にある胎内めぐりみたいです。ちなみに胎内めぐりを知らない人は京都へご旅行の際にはぜひ行ってください。

部屋がただ真っ暗なだけなのにこんなに恐怖とわくわくを感じるなんて、コスパの良いエンタメですね。左手を壁に添わせながら4人でゆっくりと前進し、右に曲がり、また右に曲がり、またまた右に曲がりと怖い怖いと言っているうちに、入り口に戻ってしまいました。

え!!これで終わり?今歩いてきた中になんかあったの?ということで、2回目の徘徊は闇への恐怖心を捨て、4人でドラクエみたいに連なって歩くのをやめ、各々が壁を触りまくります。すると、矢印の形をした木製のタイルっぽいものや、その先に正方形のタイルが5つ並んでいるものを発見しました。5つのタイルは素材が違っており、ツルツルしたりザラザラしたりパサパサしたりしています。

またタイル以外にも3や5や8など、数字の形をした木材が壁に貼られていることに気づきました。そして、金庫のようなものが部屋の角に置かれていることも発見しました。金庫には3つほど鍵がついています。例の練習した鍵です。

そして金庫の上に、3つの小さな正方形のタイルがあり、ツルツルとサラザラとパサパサです。壁に貼っているタイルと何か関係があるはず!

 

ここまではよかったのですが、ここから何も進展しません。こちらの脱出ゲームでは、ヒントが2回使えます。仕方ないのでヒントをもらいます。

なんと、3つの素材の異なる小さな正方形を、ある順に押すことで、1個目の金庫が開くようです。順番は明確でした。金庫はキイっと音を立てて開きました。

(キイと keyをかけています)

金庫からペンライトが3本出てきました。暗闇に3筋の光です!ペンライトで部屋の至る所を照らします。この部屋、かなり狭い。そして制限時間が後20分くらいしかないことを知り、あわあわします。また部屋の至る所に「目」が描かれた不気味な絵が6枚ほど貼られていることに気づきます。数字の形をした木材っぽいものは赤や黄色や青色に色付けられていることがわかりました。そして1つの鍵にも赤黄青の印がついていました。これでまた鍵が開けられます。

すると今度は迷路が描かれた紙が出てきます。

迷路は簡単に解けました、そして迷路の答えはこの部屋の形に似ています。だから何って感じです。制限時間も残り少なく、仕方ないのでまたヒントをもらいます。迷路の道筋と南京錠の開け方が関係していることがわかりました。

部屋に隠された全ての謎を解くと、隠し扉が音をたてて開きました。まだ部屋があったんですね、しかもそっちの部屋の方が広く、いよいよここから本番という感じですが残された時間は10分程度。戦意喪失しながらも残り時間最後まで奮闘しましたがタイムオーバーになりました。

 

すると、受付のお姉さんが部屋に入ってきて、延長プレイをオファーしてきました。営業マンの基本、アップセル作戦です。乗っかりました。

時間延長と追加ヒント1つをお金で解決し、なんとか脱出成功!と思ったらまたタイムオーバーになりました。残念です。さすがに二度目のアップセルオファーはなかったです。

謎を解くというよりは、ギミックの仕掛けを探していくタイプの脱出ゲームなので、お子様の方が得意かも知れません。

 

 

タイトル:絶望空間からの脱出

場所:東京都渋谷区代々木3丁目46-16 小野木ビル5F

代々木駅 JR各線(西口)/大江戸線(A1) 徒歩7分

http://no-escape.tokyo/escape-theme/despair

チケット: 平日 2000円 休日 2500円

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:2-6名、1名参加不可

所要時間:50分 (+延長10分/300円)