れっぴーの脱出日記

脱出ゲームの体験談です。記録より記憶だけど、記録しないと記憶できない。

絶望空間からの脱出@代々木 〜脱出失敗〜

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 こちらは暗闇の中に閉じ込められ、何も見えないところから部屋の至る所にある謎や仕掛けを探して行くゲームです。

 

古代遺跡からの脱出と同じビルにあり、こちらも難易度を「ノーマル」もしくは「ハード」どちらにするかゲーム開始直前に選べます。この難易度を決めるのに今回はもめました。前回、女性4人で古代遺跡に挑んだ時は、すんなりノーマルモードにしたのですが、今回は私プラス男性3人です。男性陣は「ハード」を希望していましたが私は「ノーマル」派です。だって脱出成功した方が楽しいじゃないですか。男性陣は「ハード」で脱出できた方が嬉しいし、我々レベルならハードでいける、と自信満々でした。男性は女性よりも自信過剰だということは色んな論文でも証明されていますが、仕事でなくプライベートでこういうシーンに遭遇するのは久しぶりです。私は前回同じメンバーで挑戦した東新宿のマミーという脱出ゲームが脱出率50%なのにもかかわらず、我々は脱出失敗したという苦い経験談を持ち出し、なんとかノーマルモードにすることに成功しました。ノーマルモードでも成功率は50%弱なので、十分です。

 

ゲーム前に注意事項の紙が渡されます。そこには3種類の鍵の開け方の説明がされており、実際に部屋で使われる鍵のデモ機も置いてあるので、練習できます。これがかなり重要なので、絶対練習しておいてください。

制限時間は50分です。制限時間を測るためのタイマーを受け取り、ゲームスタートです。

 

 

ここからはネタバレですーーーーーーー

 

 

絶望空間は暗闇に閉じ込められる、というあらすじはホームページにも書かれていましたが、実際に中に入ると本当に真っ暗です。目を開いているのに目を閉じているのと同じ景色で、まるで清水寺にある胎内めぐりみたいです。ちなみに胎内めぐりを知らない人は京都へご旅行の際にはぜひ行ってください。

部屋がただ真っ暗なだけなのにこんなに恐怖とわくわくを感じるなんて、コスパの良いエンタメですね。左手を壁に添わせながら4人でゆっくりと前進し、右に曲がり、また右に曲がり、またまた右に曲がりと怖い怖いと言っているうちに、入り口に戻ってしまいました。

え!!これで終わり?今歩いてきた中になんかあったの?ということで、2回目の徘徊は闇への恐怖心を捨て、4人でドラクエみたいに連なって歩くのをやめ、各々が壁を触りまくります。すると、矢印の形をした木製のタイルっぽいものや、その先に正方形のタイルが5つ並んでいるものを発見しました。5つのタイルは素材が違っており、ツルツルしたりザラザラしたりパサパサしたりしています。

またタイル以外にも3や5や8など、数字の形をした木材が壁に貼られていることに気づきました。そして、金庫のようなものが部屋の角に置かれていることも発見しました。金庫には3つほど鍵がついています。例の練習した鍵です。

そして金庫の上に、3つの小さな正方形のタイルがあり、ツルツルとサラザラとパサパサです。壁に貼っているタイルと何か関係があるはず!

 

ここまではよかったのですが、ここから何も進展しません。こちらの脱出ゲームでは、ヒントが2回使えます。仕方ないのでヒントをもらいます。

なんと、3つの素材の異なる小さな正方形を、ある順に押すことで、1個目の金庫が開くようです。順番は明確でした。金庫はキイっと音を立てて開きました。

(キイと keyをかけています)

金庫からペンライトが3本出てきました。暗闇に3筋の光です!ペンライトで部屋の至る所を照らします。この部屋、かなり狭い。そして制限時間が後20分くらいしかないことを知り、あわあわします。また部屋の至る所に「目」が描かれた不気味な絵が6枚ほど貼られていることに気づきます。数字の形をした木材っぽいものは赤や黄色や青色に色付けられていることがわかりました。そして1つの鍵にも赤黄青の印がついていました。これでまた鍵が開けられます。

すると今度は迷路が描かれた紙が出てきます。

迷路は簡単に解けました、そして迷路の答えはこの部屋の形に似ています。だから何って感じです。制限時間も残り少なく、仕方ないのでまたヒントをもらいます。迷路の道筋と南京錠の開け方が関係していることがわかりました。

部屋に隠された全ての謎を解くと、隠し扉が音をたてて開きました。まだ部屋があったんですね、しかもそっちの部屋の方が広く、いよいよここから本番という感じですが残された時間は10分程度。戦意喪失しながらも残り時間最後まで奮闘しましたがタイムオーバーになりました。

 

すると、受付のお姉さんが部屋に入ってきて、延長プレイをオファーしてきました。営業マンの基本、アップセル作戦です。乗っかりました。

時間延長と追加ヒント1つをお金で解決し、なんとか脱出成功!と思ったらまたタイムオーバーになりました。残念です。さすがに二度目のアップセルオファーはなかったです。

謎を解くというよりは、ギミックの仕掛けを探していくタイプの脱出ゲームなので、お子様の方が得意かも知れません。

 

 

タイトル:絶望空間からの脱出

場所:東京都渋谷区代々木3丁目46-16 小野木ビル5F

代々木駅 JR各線(西口)/大江戸線(A1) 徒歩7分

http://no-escape.tokyo/escape-theme/despair

チケット: 平日 2000円 休日 2500円

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:2-6名、1名参加不可

所要時間:50分 (+延長10分/300円)

 

THE MUMMY ESCAPE GAME-究極の悪を食い止めろ- 〜脱出失敗〜

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こちらは部屋に閉じ込められ、部屋の中にある道具を使って謎を解いていく正統派リアル脱出ゲームです。長い間封印されていた凶悪なパワーを持つ呪われたミイラ・マミーが目を覚まし暴れ出そうとしている!私たち特殊部隊が封印装置を探し出し、マミーをさらに厳重に封じ込めることが今回のミッションです。1チーム10名でプレイする形式です。今回は私、友達3名、知らない方6名と参加しました。

 

ここからはネタバレですーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず研究室に通されます。研究室には古い地図や水槽や昆虫の標本があり、クーラーも世界観を統一するために茶色く塗られています。Kくんが「これは原状回復不可能だなぁ」と呟くくらい、いかにも古代っぽい雰囲気が出てます。研究員の先輩という設定の事務局のお姉さん(SHERRY似)から簡単なルール説明を受け、ゲームスタート!

 

開始直後、知らない6人のうちの男性陣がまるで冬眠から覚めた熊、いやどううまく例えれば良いのかわかりませんが、とにかくそんなに俊敏だったんですねと驚かされるほどバタバタと動き回り、部屋の至る所から紙や小さなボトルやらをわらわら集めてきて机の上に並べます。溢れんばかりの脱出常連感です。すっかり乗り遅れてしまい、出だしから敗北感です。知らない女子達も、隅っこにあった知能パズルのようなものに奮闘して、チームに貢献しています。なるほど、小さい謎がたくさんあるから、それを手分けして解いて大きな一個の謎を解くという流れのようです。それはきっと超基礎なことで、一切の会話がなく自然と役割分担されていました。呆然とする我々をよそ目に、友達のNさんはみんなが解いた謎を集約してその場のリーダーシップをとっていました。さすがNさん、自分のポジションの取り方がうまいです。

 

紙に書かれた謎たちは、それ自体はそんなに難易度が高いわけでもなく、どんどん解けていきます。そして誰かがどこかからレンチを見つけ出し、そのレンチを使って、部屋の隅にあった閉ざされた扉のボルトを外し、次の部屋に進みます。ボルトをわざわざ外す隠し扉があるなんて、本格的ですね。

 

隠し扉の向こう側に廊下が現れ、電球を使った謎が現れます。電球のスイッチが廊下にランダムに配置されており、それを廊下の端っこにある時計と連動させて、ある法則をもとにライトを正しい順序でつけていくことができると、次の部屋に入れます。電球の謎は大したことなかったです。

次の部屋には2メートルくらいの巨大なミイラの箱が置かれております。どうやらこの脱出ゲームはハリウッド映画のマミーとのPRコラボ企画らしく、このミイラ箱もたいそう立派で、本当にロスから持ってきたらしいです。うーん本当かな。まぁどちらでもいいです。そしてその部屋には過去の探検隊が残した研究日記や道具があるので、それをヒントに謎を解いていきます。

とある研究員がポーチにコーヒーをこぼしたという記録を残していましたが、シミのついたポーチは3個あり、どれがコーヒーかわかりません。みんなそれを放置していましたが、ポーチの匂いを嗅いでみると、一つだけ明らかにコーヒーの匂いがしました。ということでその謎は解けました。ちなみに私がひとりで解いた謎は後にも先にもこれだけです。ほんとにこれだけ。大人数のチームでバリューを出すって難しいですね。

 

とにかくどんどん進展していきます。

なんだかんだ全員が各々でたくさんの細々した謎を解いているうちに、次のアクションはこのミイラ箱を動かすということになりました。部屋の床には蜘蛛や蟻などの記号が書かれており、それを元に床のタイルであみだくじをするというものでした。

そしてまたなんやかんやしているうちに、ついに最後の部屋にたどり着きました!左側にはマミーが封印されているという装置がチェーンでがんじがらめになっています。部屋の中央に、映像が流れており、その映像で次の説明を受けていると、いきなりマミーを封印している装置からマミーの叫び声が聞こえ、チェーンがガッシャンガッシャンと音を立てて動きだしました。それはそれでとても怖かったのですが、普段クールにしているHさんが異様にびっくりしており、私を押しのけてまでその場から離れていったので、マミーよりもそっちに驚きました。

 

その部屋では、壁に貼られたタイルをつなぎ合わせていくことで解ける謎に取り組み、次のメッセージが「とけない謎はない」かかなんか忘れましたがそんな感じの文章がタイルから出てきました。

意味がわからず八方塞がりです。映像にはキーワードを10人で声を合わせて叫べと指示が出ています。一旦10人で「とけない謎はーーー」と控えめな声で叫んだのですが、案の定何も起こりません。かすかな恥ずかしさと戸惑いだけが残ります。

そうしていると、前半大活躍されてたプロ脱出師(仮)がいきなりひらめき、1人で「なんか材質の違う紙があった!」と叫びながら一番目の部屋に駆け出しました。よくわからないままみんなとりあえず彼を追いかけます。そして彼はその部屋で解いた紙に書かれた謎を全部水槽の中に放り込みました。ああなるほどー。すると謎の書かれた紙は水に溶け出し、2枚だけ溶けない紙が残りました。その紙に書かれたワードは「かみのけ」と「いかく」。髪の毛威嚇。かみのけいかく。神の計画!どうやらこれがキーワードです。

 

急いでマミーのいる部屋に戻り、みんなで「神の計画!」と叫びます。今度はみんな自信満々気分上々です。するとレバーが現れました。このレバーを引けばマミーの封印装置の警戒レベルが上がり、ミッションクリアのようです!

ただ、そのレバーを引くと、部屋に毒ガスが蔓延するので、全員が部屋から出た状態でレバーを引かなければならないそうです。Nさんは俺が残ってレバーを引く!と一見かっこいいことを言いましたが、それは全員で脱出するというルールに違反するので NG です。

えーじゃあどうやってレバー引くのよー、あ、マミーに引かせればいいんじゃない、なるほどそれだ!え、でもどうやって?という会話をしているうちに、制限時間が3分を切っていたのでみんな焦りながら今までの部屋で使った小道具を集め出します。レンチとか鉄の棒とかチェーンとかをなんとか活かせないか奮闘しているうちにタイムオーバーになりました。そしてマミーが復活し、装置から飛び出してしまいました。ミッション失敗です。ちなみに装置から解放されたマミーは装置上部から東京の上空に行ってしまったという設定なので実際にマミーは出てきません。それはそれでがっかり。

 

ゲームオーバーになったので、研究員の先輩のお姉さんから解説が始まります。みなさん非常に惜しかったです!と我々へ労いの言葉を忘れません。スクラップの店員さんはいつも優しいです。

マミーにレバーを引かせるという発想は正しかったようです。ではそれをどう実現するかというと、マミーの装置にはじめからついていたチェーンの付け根のネジをレンチで取り外し、二つ目の部屋にあった長めのチェーンに付け替え、その付け替えた長めのチェーンの端とレバーを繋げ、マミーが暴れてチェーンが引っ張られると、自動的にレバーが引かれる、いう仕組みを作らなければならなかったそうです。

無理だろ!と思うかもしれませんが、二つ目の部屋に進む時に、レンチを使って隠し扉のネジを外すという動作を我々は習得していたので、ここでそれを応用しなければならなかったのです。それを制限時間中には思いついた人こそ勝者になれるのです。過去の経験は財産ですね。

 

部屋も世界観も作り込まれており、謎のレベルもちょうどよく、面白かったです!今回は初めて知らない人と脱出ゲームに参加したので、気づいた点が数点ありました。

 

 

  • 情報共有を円滑にしておかないと解けない謎が出てくるが、人数が多いとなかなかうまく情報共有できない。友達10人で行った時はスムーズに情報共有できたので、知らない人だとやはり壁があるのかも。
  • 自分から情報を取りに行かないと知らない間に次の謎が始まるので、モチベーションを高くキープしないと簡単にゲームから乗り遅れる。
  • 合コンに行くより脱出ゲームに行った方が出会いがあるかもねー、と前回のブログに書いたけど、ゲーム中はひらめきはあってもときめきはない。

  

 

タイトル:THE MUMMY ESCAPE GAME

場所:アジトオブスクラップ東新宿GUNKAN

〒169-0072 東京都新宿区 大久保1−1−10 GUNKAN東新宿401

http://realdgame.jp/event/themummyescapegame.html

 

チケット:
前売一般 3,200円  前売学生 2,700円  当日一律 3,700円 

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:10名、1名参加可

所要時間:1時間

 

古代遺跡からの脱出@代々木 脱出成功!

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こちらは部屋に閉じ込められ、部屋の中にある道具を使って謎を解いていく正統派なリアル脱出ゲームです。

呪われた古代遺跡に迷い込んでしまった探検隊の我々が、古代遺跡の謎を解き明かし、無事に生還することがゴールです。

2人から6人までプレイ可能ですが、部屋の広さ的には4−5人がちょうど良さそうです。今回私は4人で挑戦しました。

 

例のごとく雑居ビルの中にあります。

なぜ脱出ゲームはいつも雑居ビルにあるのでしょうか。でも確かに銀座シックスとかにあったら嫌かも知れません。適度な古さが気分を盛り上げてくれますね。

雑居ビルの5階に上がり、扉を開けると早速受付があります。

こちらは大手脱出ゲーム会社のスクラップさんではないので、事前にネット決済するタイプではなく、メールで事前予約して、当日会場で支払います。

このオペレーションだとキャンセルの時に機会損失になるのではと少し心配になりますが、脱出ゲームを好きな人はきっと常識人が多いので、きっと当日ドタキャンはしないのかも知れません。知らんけど。

 

こちらのゲームは、なんと開始前に難易度が選べます!ノーマルモードだと成功率50%、ノーエスケープモードだと成功率は10%まで下がります。

今回の4人の中に脱出ゲーム初心者が1人いたのでどちらにするか悩みましたが、まずは成功体験が大切だ、とまるで新人教育のいろはのようなことをチイちゃんが言ったので、それに従いノーマルモードにしました。

今思えばいい選択でした。やっぱりやるからには脱出成功したいですよね。

そしてプレイ中に行き詰まった時は、2回までスタッフさんにヒントをもらうことが可能です。でもなるべく使いたくないですね。

 

早速スタートです。思った以上に暗がりの部屋に通されます。

いかにも古代遺跡にありそうなエジプトっぽい置物や絵がたくさんあります。

明らかにこれをここに置くんでしょという感じの謎から始まるので、それを所定の場所に動かすと、とあるところから鍵が出てきます。

あ、この鍵はここに使えるんじゃない?と、どんどん謎が解けていきます。チイちゃん大活躍です。さとちゃんとチイちゃんがメインとなり、凄まじい手さばきと早口とたまに英語で暴言を吐きながら謎を解いていくので、私は2人が触ってないところをくまなくチェックです。

初参戦のひろ子は3人のいつもと違う様子に戸惑っていました。いきなりあんな狭い部屋で、アドレナリンがもう目に見えるくらい出ているんじゃないっていう3人に圧倒され、きっと怖かったのでしょう。ごめんね。

 

絵画の謎が、どうしても私たちが思っている解き方がうまく当てはまらず、泣く泣くヒント要請しました。。。なんとも呆気ない勘違いをしていたことがわかりました。

そしてそこからは最後まで調子よく謎を解いていき、制限時間を15分ほど残して脱出成功しました!

どうやって作られているのかわからない仕掛けもあったり、細部まで古代遺跡の神々が宿っている感じのよくできた脱出ゲームでした。

 

さて、果たしてこれが脱出初挑戦のひろ子の成功体験になれたのかは謎のまま。。。でも楽しかったって言ってくれてたから大丈夫だよね、うん。

 

 

タイトル:古代遺跡からの脱出

場所:東京都渋谷区代々木3丁目46-16 小野木ビル5F

代々木駅 JR各線(西口)/大江戸線(A1) 徒歩7分

http://no-escape.tokyo/escape-theme/ancient-monument

チケット: 平日 2000円 休日 2500円

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:2-6名、1名参加不可

所要時間: 1時間

<リベンジ>潜入ゲームに行ってきた!リアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENT」@後楽園

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潜入からの脱出、二回目のチャレンジです。前回のチャレンジの記録はこちら。

リアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENT」@後楽園 mission失敗! - れっぴーの脱出日記

前回ゲームオーバー後、今回のミッションだけでなく裏ミッションがあったことに気づきました。その裏ミッションをコンプリートすべく、再度潜入です。

ここからはびっくりするほどネタバレです。

知りたくない人は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏ミッションは「囚人部屋に囚われたスパイ仲間のジブラを救出すること」。まさかあの檻の中にいる機密文章をくれた仲間を救う方法があったとは。一回目の時はなんの罪悪感もなく、機密文章のデータだけいただいて立ち去りました。ごめんねジブラ。ちなみに仲間のジブラのスペルはZEBRAなので、あっちの本家ジブラさんよりEが一つ足りないです。

というわけでジブラを救うために再チャレンジです。私たちは二つの救出方法の仮説を立てていました。

 

一つ目は、一番最初のアンドロイドの部屋の後ろ側に、何か隠されているのではないか。前回は、アンドロイドと目を合わせないようにして、かつ先に部屋にいた前のプレイヤーの人達につられて、縞々を踏まないように歩いて逃げ切ってしまったのですが、果たしてそれでよかったのか、ということがひっかかってたのです。

 

二つ目は、アジトの中にあったトイレが怪しいのではないか。普通、脱出ゲームの開始前にお手洗いが中にないから先に済ませるように言われるのに、このアジトにはなぜご丁寧にお手洗いが用意されてるのか、気になってました。

 

さて、早速アジトへ潜入します。1回目にチャレンジした時は真っ暗だと感じた部屋ですが、2回目だと、平常心だからかほんのり明るいオレンジの照明に気づきます。あれ、この部屋、思ったほど暗くない。1回目の私はよほど怯えていたようです。思い込みって怖いですね。

そして、前回はあんなに怖かった兵士の誰だ!という叫び声にも、すでに慣れているので、勢いよくダンボールをかき分けて進みます。そして勢いがつき過ぎて撃たれてしまう始末。前回は細心の注意を払っていたのに、慣れって怖いですね。

 

その後はサクサクと目的のアンドロイドの部屋に進みます。もうこの部屋に何かあると信じ切っていたのですが、なんと、その部屋には何も隠されていませんでした。思てたんと違う!!と慌てながら、いろいろ捜索しますが、何も出てきません。仮説が崩れたことを受け入れられない仲間のNさんは、あえてアンドロイドが起動してしまう行為に出ました。シマシマのエリアを踏みました。静かに撃たれました。

これ以上ここにいても仕方ないと判断して、次のエリアに進みます。そこには例のトイレがあり、ここに何か隠されているはず!てかここになんかあってお願い!と勢いよく突入しますが、いたって普通のトイレです。芳香剤もありました。アジトの世界観もへったくれもなく、確実にここではないと気づかせてくれる、ある意味親切な普通のトイレでした。

 

ああ、両方違った。。。救出の方法を過信していたが故に、前半無駄に撃たれていても心持ちは余裕でしたが、もはや今から一から探さなければなりません。無駄に撃たれたせいで前回より時間が減っているのでむしろ状況は悪化しています。とりあえず更衣室も管理室もコンピューター室もくまなく探しますが、何もないです。無駄に椅子の裏を調べたりしました。IKEA製でした。

 

脱出ルートは知っているので、部屋の探索をメインに活動するのですが、全くジブラを救う方法が見つかりません。その間、何度か仲間とはぐれたり、兵士に袋小路にされ撃たれたりしました。時間がどんどん減ります。手がかりの掴めないまま、ついにジブラの部屋についてしまいました。機密文章データを受け取る際に、ジブラ本人にどうやったら助けられるの?と2回質問したのですが、俺にはわからなぇと2回言われました。うん、そうだよね。

 

ジブラに頼るのは諦めて、ジブラの檻の周りをよく見回すと、なんと檻の扉の右上に緑の鍵マークがありました!そしてその鍵マークから緑の細い線が出ており、天井を這うように線が続いています。果たして本当にこれが救出方法なのかわからないけど、他に何の手がかりもないので、その線を頼りに次の部屋に進みます。次の部屋もくまなく探索しますが特に何もないです。もうこの緑の鍵しか目ぼしいものがないです。もうこれっていうことにします。

 

そして最後の部屋に進みます。この部屋で機密文章データをボスに転送しようとすると、侵入者アラートが館内に響き渡り、緊張感が一気に上がります。そして撃たれた時のタイムペナルティーも2分から4分になります。時間があまり残されてないので1発でも撃たれるととても致命的になります。前回はこのデータ転送後、兵士に撃たれてしまいタイムオーバーになりました。

 

ジブラを救うであろう天井を這う細い緑の線を目印に進むと、どうやらゴールと同じ方向に続いています。この頃にはさすがに兵士の動き方の癖をきちんと考慮し、どんどんゴールへ向かいます。すると前回はたどり着かなかった新しい部屋が現れました。

 

そこに入ると、制限時間のタイマーが一時停止しました。ここでちょっと呼吸を整え、冷静になります。その奥の部屋に進むと、とてもアクロバティックな空間が広がっており、どうやらその奥にジブラを救う鍵があるようす。どうアクロバティックかというと、スパイ映画に出てくる赤外線のように紐が張り巡らされており、そこを体が当たらないように進んでいく仕掛けです。紐には鈴がついているので、紐に当たると鈴がなり、アンドロイドに撃たれます。

ここは紐関係が得意なNさんの出番です。Nさんは器用に紐と紐の間をくぐり抜け、なんと無事に鍵にたどり着きました。そして例のデバイスでその鍵にタッチすると、ジブラの囚人部屋の鍵が開いたとデバイスに表示されました。

 

ついにジブラを救出です!!!

 

ミッションコンプリートを喜ぶ暇は束の間で、私たちもここから脱出しなければなりません。さっきまで止まっていたタイマーが動き出します。残り3分。1回でも紐に当たったらゲームオーバーです。焦る気持ちを抑えつつ、慎重に紐の間を潜ります。が、私があっけなく紐に触れてしまい、アンドロイドに撃たれてしまいました…。ここでゲーム終了です。

 

ゴール目前だったので、悔しい気持ちでいっぱいですが、ジブラを救出するという私達のミッションは達成できたので、試合に負けて勝負に勝ったと自分の中で気持ちの折り合いをつけます。とはいえ自分が最後の紐に当たってしまったことはなかなか後を引きます。ゲームオーバーなので今回の評価もB判定です。

 

ただ、限りなくSに近いBだと自己肯定して、今回の任務を完了します。

2回目でも十分楽しめましたよ!

2017/12/10まで公演延長されましたので、ぜひ。

不思議な晩餐会へようこそ〜今宵、あなたは本当に魔法が使えるようになる〜 脱出不成功!

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こちらは謎解き脱出ゲームです。ただ、謎の種類がいつもより凝ったつくりになっており、魔法を使いながら解いていきます。よくわからないですね。

不思議な晩餐会では、5人1組でテーブルを囲み、そのテーブルの謎を解くと、次の料理、つまり次の謎に進めます。フルコースを完食できればゲームクリアです。テーブルには謎がプロジェクションされ、最新技術の謎解き体験ができます。つまりプロジェクションが魔法です。

謎の種類はパズルっぽいものから、プロジェクションをフル活用したものまで様々。特にプロジェクションを使った謎は、謎解きというよりも、その仕組みにすごいなぁと驚いてしまいました。テーブルの上にある食器やナプキンも謎解きグッズの一部で、うまく作り込まれていました。次々と出てくる謎に夢中になり、制限時間の1時間は、あっという間に過ぎてしまいました。

 

今回は脱出ならず。。。あと10分あれば完食できたかもしれません。他のテーブルのチームは完食できていた様子です。悔しいですね。

最後にウエイトレスのお姉さんから丁寧に謎が解説されます。なるほどねーそういうことかぁと思いつつ、テーブルに映っていたドングリを追いかけるイベリコ豚たちに思いを馳せます。 

realdgame.jp

タイトル:不思議な晩餐会へようこそ

場所:アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル(東京都世田谷区北沢2-14-14)

チケット:前売り3000円 当日3500円

期間:2017/10/31まで

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:最大5名、1名でも参加可能

アイドルは100万回死ぬ〜繰り返す死の時間から脱出せよ!!〜 救出成功!

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こちらはタイムループの脱出ゲームです。脱出というより救出ですね。目の前にいるアイドルが何度も死んでは、また生き返り、また同じ理由で死ぬ、、、というとてもいたたまれない設定です。絶対助けてあげたいですね。

このゲームはルーム型で、10人1チームでプレイします。私は10人友達を集めましたが、友達2人で参加も可能です。その場合は8人の知らない方とプレイすることになります。合コンに行くよりこのゲームに参加した方が、出会いがあるかもしれませんね!脱出ゲームは限られた時間の中で謎を解き進めるので、論理的思考、コミュニケーション能力、人間性などが短時間で露わになります。

脱出ゲームに来るようなもっさりしたオタクな男は嫌だと思った方、それは偏見です。かっこよくて脱出ゲームが好きな男性だっているはずです、いやいます。

ここからちょっとネタバレです。

 

 

 

 

 

まず10人で部屋に案内されます。そこは普通のマンションの一室という設定です。マンションの向かいには、アイドルが住んでおり、なぜかアイドルの部屋は丸見え・丸聞こえという設定です。そしてそこから毎日死んでは生き返る彼女を見なければなりません。彼女の死因は様々です。彼女の周りをよく観察し、全ての死因を取り除き、生死のループから彼女を救うことがこのゲームのミッションです。 

詳しくは書きませんが、なんと向かいに住むアイドルと電話したり、窓越しで物を渡したりすることができます。ちょっとドキドキしますね。まずは今回のメンバーの中で一番の元気っ子ちいちゃんがアイドルに物を渡しました。アイドルは物を受け取り、窓を閉めた後、「なんだか海の似合うかんじのお姉さんだったな〜」とつぶやきました。なんてことだ、どうやらコメントがもらえる。これはテンション上がります。もはや謎解きよりも誰がアイドルに物を渡すのか論になります。

メガネをかけたシャイなR.Yさんが物を渡した時は、「優しそうなお兄さんだったな〜」と言われており、R.Yさんもまんざらではなさそうでした。私のときは「モデルみたいなお姉さんだったな〜」と大変気の利いたコメントを頂き、もうそれだけで脱出成功とかどうでもよくなりました。そしてベンチャーファイナンスに関する知識は日本トップクラス(自己申告)の男性Sさんが渡した時は、なんとノーコメント。突然のスルーです。心の中で笑うつもりが、普通に笑ってしまいました。Sさんは持ち前の自己肯定力で、そのような悲しいシチュエーションも何事もなかったかのように乗り越えていました。この厳しい社会で生きて行く上でとても重要な力です。

 

10回しか繰り返せないのですが、9回目のループで救出成功しました!今回は10人も仲間がいたので、各メンバーが細かいところに気づけたことが勝因です。やっぱりチームで何かを成し遂げるっていいですね。

アイドル役の女の子が可愛く踊ってくれるので必見です。

realdgame.jp

タイトル:アイドルは100万回死ぬ

場所:アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル(東京都世田谷区北沢2-14-14)

チケット:前売り3000円 当日3500円

期間:2017/10/31まで

おすすめ度:★★★☆☆

プレイ人数:最大10名、1名でも参加可能

 

リアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENT」@後楽園 mission失敗!

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普通は脱出ですよね、でも今回は潜入。どこに潜入するかというと敵のアジト。

敵のアジトに仲間のスパイがいるので、その仲間が持っている機密文章をゲットし、アジトから逃げ出すというゲーム。そう、結局脱出するんですよ。潜入からの脱出、新しいですね。

3人一組でプレイするゲームで、まずは待合室のようなところで待機します。番号がよばれると、ルール説明用の黒い小部屋に案内され、そこで司令官から防弾ベストを受けとります。結構本格的なベストでいろんな管が巻かれており、ここで一気に期待が高まります。

それと同時に、司令官の役を完璧にこなしているお兄さんは、おそらくここでバイトしながら夜は劇団員として下北とかで活動していて夢を追っている最中なのかなと勝手に妄想して胸が熱くなります。

司令官はゲームエリアで物を壊すな、大声を出すな、などの基本的な注意事項を告げ、その後は目の前に設置されたモニターの中にいるボスの説明を聞くように促されます。

ボスからは中にいるスパイ仲間と合流して、機密文章を盗むようにというミッションを与えられます。そして仲間の名前はジブラ。ジブラってZtheEEtheBRAでおなじみの有名なラッパーさんしか知りませんが、海外ではポピュラーな名前なのでしょうか。それともzeebraのファンがゲーム企画側にいるのでしょうか。

一瞬名前に気を取られますが、その後も重要な情報共有が続きます。中にはたくさん敵がいるし、人間の兵士だけでなく戦闘用アンドロイドもいるから撃たれないように注意しろと。撃たれるとベストの管のセンサーが反応し、制限時間がどんどん減る仕組みのようです。そして連絡デバイスかつタイマーとして iPadが与えられ、ゲームスタート!

アルミっぽい簡易なドアを開けると、そこには真っ暗な空間が広がっており、入った瞬間に怖いです。お化け屋敷のような怖さではなく、バイオハザードの中に入ったようなスリルを楽しめます。でもゾンビはいません。そしてすぐ近くに敵の兵士が複数人いる気配を感じます。銃を抱えてゆっくり闊歩しており、こちらが足音を立てると、誰だ!と大声で叫びます。暗闇で聞くその声がとにかく怖いのです。撃たれたくないのでランダムに積まれたダンボールの影に身をひそめながら逃げ惑います。今思うとこの時もっとガンガン前に進めばよかったです。

ボスからもらったiPadに表示される指令に従い、各部屋に設置されたいろんなチェックポイントをクリアしていきます。敵の兵士だけではなく、戦闘用アンドロイドもたくさんいるので、アンドロイドが起動しないように細心の注意を払いながら進みます。

いつ撃たれるのかと怯えながら暗闇に身をひそめており、心臓はずっとバグバグしています。たまに仲間とはぐれると軽いパニック状態になり、つまりこんなにドキドキするのは久しぶりな訳で、ときめきが足りないとか言いながらピンクのコーヒーのストローにドーナツが刺さったよくわからないけどインスタ映えするやつを消費している女子の皆さまに、ぜひ後楽園に来て欲しいです。ドキドキは保証します。

そしてジブラから機密文章をゲットしたものの、タイムオーバーでゲームオーバー(韻を踏んでいるつもり)。

最後は降参のサインとして両手を上げながら、出口へ向かいます。そしてiPadには今回のミッションの評価が表示されます。B判定。。。脱出できなかったので当たり前ですね。

出口にはアンケートを書くスペースがあり、壁には判定基準の詳細が書かれています。機密文章を持ったまま脱出できたらA判定なのですが、なんとその上にSとSSという評価が・・・!

Sを取るためには機密文章を盗みつつ、もう一つの裏ミッションをクリアする必要があります。その裏ミッションの内容を知り、私たちは愕然としました。まさかそんなことができるとはプレイ中には全く思いつきませんでした。やはり言われたことだけやっているだけではスターになれませんね、そこは会社と一緒です。

通常の脱出ゲームでは再チャレンジ禁止なのですが、今回の潜入ゲームはゲーム終了後に謎解きの解説もないので再チャレンジ可能です。

もし判定基準の張り紙を見ていなかったら、きっともう満足していたでしょうが、隠れミッションを知ってしまった今、どうしてもS、欲を言えばSSが取りたい。よく考えたらあの部屋おかしかったなーなど冷静に振り返りました。

 

というわけで後日再チャレンジします!

いつもの脱出ゲームと違い、頭脳やひらめきではなく、勇気と俊敏な動きが必要なので、親子連れもいました。夏休みのいい思い出になりますね。

 

タイトル:THE SECRET AGENT

場所:後楽園ヒミツキチオブスクラップ(東京都文京区小石川2-5-7 佐々木ビル)

チケット:前売り2700円 当日3200円

期間:2017/12/10まで公演延長決定

おすすめ度:★★★★★(満点)

プレイ人数:3名

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